作ってドヤろう!1~曲はサビから作れ!~
今回から4回に分けて、実際にどうやって曲を作るか書きます。
アレンジや歌詞までふみこまないですが、それっぽいものがどうやってできるか、どう考えて作るか参考になれば幸いです!
※この記事を書いてる人はなるべく初心者にもわかりやすく書いてるつもりですが、説明の都合上どうしても「コード」「コード進行」「キー」などの音楽用語が出てきます。
今は意味がわからなくて当然なので、深く考えず「ほーんこんな感じなのね」と読み飛ばしちゃってください。後に用語解説も書くつもりですが、「そんなの待てないよ~」って方はグーグル先生にきいてみてください。
完成図
そこまで作りこんだものではないですが、この解説でこんな曲ができます。
ネタバレなしで読みたい人は聴かずに読み進めてください。
ツールの紹介
今回使うツールは2つ!
MIDI編集ソフトのDomino
僕はこれでメロディやコード、ストリングス(バイオリンなど)を作ってます。
打ちこみや編集がDAWよりもやりやすいので、まずはこれでMIDIを作ります。
作ったMIDIを取りこんでドラムやベースを打ち込んでクオリティをさらに上げます。
そしてギターを録音してミックスして書き出してます。
コード進行から決める
バンドマンが集まるとよく曲の作り方の話になりますが、結局は何が正しいかというより、どれが自分にあってるかだなと思います。
「ギターを適当に弾いて生まれたアイディアを発展させてく」、「好きな曲をオマージュする」、「突然浮かんだメロディを発展させる」・・・。
色々ありますが、今回はコード進行を決めてからメロディをのせ、曲を作っていきます。なぜならそれが一番簡単だからです!
いや、たしかにメロディから作ってもいいんです。いかにも音楽家っぽくてロマンがある気がします。僕もかつてはそれが至高だと思っていました。
が、メロディから作るって実は難しいんです。
まず浮かんだメロディの各音がなんなのかを特定し、キーを把握。
そしたらメロディに合うコードを付ける、つけたコードが納得いかないならつけなおす・・・。
こんな感じで、ある程度知識がないとかなり時間かかってしまうんです!
何よりめんどくさい。
「こいつズボラすぎやろ!」というツッコミもありそうですが、今回は初心者向けに書いているので作りやすさに徹します!
とはいえ、メロディから作る方法を知りたいかたもいると思うので、力尽きなければ後で書きます。それまでにわずかながらの声援と時間をください><
曲の構成
今回は疾走感あるジャパニーズロックな曲を作っていきます。
アニメのオープニングぐらいの長さを目指して、イントロ、Aメロ、Bメロ、サビで終わるように作ります。
キーは一番作りやすいC(Am)にします。
サビからつくる
作曲をするときはサビから作ります。
もちろんAメロやイントロから作ってもいいのですが、その曲で一番伝えたいこと、聴いてほしいことから作ったほうが、あとの部分が作りやすいのです。
まずはゴールを決めて、それに達するように道を作るっていうイメージでサビを作ります!
コード進行を選ぼう
「あれ、この曲、メロディ違うけどあの曲に似ている」って時ありませんか。
そういうとき、大体は同じコード進行が使われています。
現代のポップスやロック、エレクトロミュージックでよく使われてるコード進行は、古いものだとクラシック音楽の時代から使われているものもあるです。
音楽を聴いた時の「この感じっていいよね」って感覚は今も昔もそんなに変わらないものなのかもしれません。
つまり、古今問わずあらゆる曲に使いまわされているコード進行を使っておけば、「何この曲・・・聴くのやめよ」となりにくい、とりあえず聞いてもらえる曲が作れます。
そして何より簡単!
初心者の方は巨人の肩にのってしまうのがおすすめです。
今回は、いわゆるJ-POPで一番使われているとも過言ではない4536進行でやってみます。
ピアノとドラムだけですが、こんな感じです。
メロディを考える
サビといったらどんなイメージでしょうか。
一番盛り上がるところ、印象に残る、感情的なところ・・・
とにかくこの曲で一番目立たつところ!というイメージではないでしょうか。
そんなサビですが、一般的にサビのメロディは
- その曲のなかで一番高い音が使われる。
- 何度も同じリズムやメロディが繰り返す
- 伸ばす
ものが多いです。
たとえば、XJapanの名曲、"RustyNeil"は・・・
X Japan Rusty Nail from "The Last Live" HD
見事に3つの法則が当てはまってます。
たしかにこの法則にあてはまらない曲もありますが、大体の曲は(意図せずとも)当てはまってたりします。
ということで、その法則を念頭にメロディを作ってみました。
ちなみにピアノをぬいて、ギター、ベース、ドラムを加えてみました。
って、あんまりあてはまってないやんけ!
・・・とにかくサビの法則は絶対ではないので、難しく考えないで作ってみましょう。
こっそりサビ作り直そうかな・・・。